国宝・重文27点含む約200点の展示!
陸海の豊かな自然風土を有する大分の地は、北部九州の東側に位置し、古くは豊前・豊後と呼ばれた土地です。瀬戸内の海路によって東方の畿内と通じ、また周防灘や筑後川を経て、西方の中国大陸や朝鮮半島との交流や交易が盛んに行われ、古来、豊かな文化を醸成してきました。今なお、大分の地に遺る美術の数々は、現代の私たちに繋がる人類の歴史と精神を紐解く貴重な宝物といえるでしょう。
大分県立美術館では、開館10周年を記念し、大分の美を特集する展覧会を開催します。古代から近世の豊前・豊後の地域に伝えられた古美術に焦点をあて、大分の美術の特色を見ていくとともに、京都や江戸あるいは中国など、文化の中心地であった中央の美術との関連にも注目します。八幡信仰、禅宗、南蛮、武家風俗・都市風俗、豊後南画等々の美術を横断的に特集しながら、周縁に位置する大分の美術が、中心地の美術と関連しながらもまた異なる特徴を持ち、豊かに拡がっていく様相をご紹介します。
因みに2025年は八幡大神の宇佐神宮御鎮座1300年の記念年でもありますが、こうした大分の豊かな文化風土の歴史を紐解き、そこに育まれた美術の魅力や価値を再発見することを通して、現代の私たちに繋がるかけがえのない精神文化の軌跡をたどります。
関連イベント
記念講演会Ⅰ
「守護大友氏の文化と美術」
講師:田沢裕賀(大分県立美術館 館長)
日時:11月22日(土) 13:30~15:00
場所:2F 研修室
定員:80名(要事前申込)
記念講演会Ⅱ
「江戸時代の風景表現~理想の山水景・耶馬溪」
講師:大橋美織(東京国立博物館 主任研究員)
日時:11月29日(土) 13:00~14:30
場所:2F 研修室
定員:80名(要事前申込)
記念講演会Ⅲ
「田能村竹田の出現―東アジアの視点から」
講師:板倉聖哲(東京大学 東洋文化財研究所教授)
日時:12月21日(日) 13:00~14:30
場所:2F 研修室
定員:80名(要事前申込)
基本情報
エリア |
大分市 |
---|---|
ジャンル |
美術 |
所在地 | 〒870-0036 大分市寿町2番1号 |
開催会場 | 大分県立美術館 3階 展示室B・コレクション展示室 |
開催期間 | 2025年11月22日(土)~2026年1月14日(水) 10:00~19:00 ※金曜日・土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで) 展示替休展:2025年12月22日(月) |
料金 | 観覧料 一般1,400円(1,200円)、大学・高校生1,200円(1,000円) ※( )内は前売りおよび有料入場20名以上の団体料金 ※中学生以下は無料 ※大分県芸術文化友の会 びびKOTOBUKI無料、TAKASAGO無料、UME団体料金 ※身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をご提示の方とその付添者(1名)は無料 ※学生の方は入場の際、学生証をご提示ください |
イベントURL | OPAM(大分県立美術館)ホームページ |
アクセス | ・JR大分駅から徒歩約15分 ・大分ICから車で約10分 |
駐車場 | 有(有料) |
お問合せ |
大分県立美術館 TEL:097-533-4500 |